著者
寺内 美奈 久保 敦 長嶋 祐二
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.57, pp.59-64, 2006-05-12
参考文献数
6
被引用文献数
4

聴覚に障害のある人のコミュニケーション手段の一つである手話は,手指信号と非手指信号より構成されている対話型言語である.著者らはネイティブサイナによる手話対話をできるだけ詳細に記録し,対話主導権のあり方,会話進行の特徴を明らかにすることを検討してきた.また,非手指動作(NMS)を抑制した場合や手指動作(MS)を抑制した場合に対話中の発話交替に与える影響について解析を進めている.本報告では,時間遅延が発話交替にどのような影響を及ぼすか調べるため,一組の対話中に伝送遅延を施し,その対話状況を解析した.その結果,遅延環境下では協調戦略的介入が2倍近くになることと,招致介入は遅延の影響が少ないことが判明した.また,通常伝送下での対話は遅延環境下よりも戦略的介入が積極的に行われたことを確認した.

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こんな論文どうですか? 遅延環境における手話対話の発話交替解析(視覚障害/聴覚障害,一般)(寺内 美奈ほか),2006 http://t.co/pkHOg8O9zp
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