著者
徳永 弘子 湯浅 将英 武川 直樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.268, pp.23-28, 2006-09-23
被引用文献数
8

人の自然な会話では,言葉だけではなく,言葉とともに表出される視線や顔向き,表情などのノンバーバル情報が重要な役割を果たす.複数人の会話が円滑に進むのも話の内容と顔から表出されるノンバーバル情報が話したい・聞きたいという意図や戦略をお互いに伝えあうからである.本研究は,複数人が参与する会話における発話交替の仕組みを明らかにするため,3人会話の発話交替・継続の視線行動分析を行う.映像データから発話交替時の話者の視線,次話者となる聞き手の視線,次話者とならない聞き手の視線を分析し,その結果を発話交替遷移モデルとして提案する,特に,ここでは,聞き手の立場に注目し,聞き手が,話者やもう一人の聞き手に向ける視線量,その配分と,次話者になる頻度との対応関係を明らかにし,聞き手の発話意図・戦略を解釈する.聞き手を「話者をより多く見る」タイプと「話者をより少なく見る」タイプに分けて分析した結果,次話者になりたい聞き手,次話者になりたくない聞き手の特異な視線行動パターンが抽出できた。

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@AR_Ojisan @morio36 横から失礼します! 「3人グループで自然な会話を産むためには視線行動も大事な要素になる」という論文もあるのでアイトラッキング技術も上手く活用できればいいですよね。 https://t.co/mZzi5HGf6s https://t.co/XCKjvlKNMH
こんな論文どうですか? 3人会話における発話交替時の視線行動分析 : 聞き手の立場から見た発話・非発話の戦略(顔とコミュニケーション)(徳永 弘子ほか),2006 http://t.co/bSW8FrXkFL

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