著者
和田 雅昭
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.54, pp.31-38, 2006-05-23
被引用文献数
1

本報では 海中転落者の生存救出を目的として開発を行った衛星通信 携帯電話 特定小電力無線機を用いた3種類の救助支援システムについて報告する.海難及び船舶からの海中転落による死亡・行方不明者数は年間250人を越え,救助体制の強化が大きな課題となっている.生存救出のためには,ITを活用した事故情報の早期入手と正確な位置の把握に基づく迅速な救助活動が必要である.本研究では 海中転落者の視点から双方向の通信による救助支援システムを考案し 実験によりシステムの評価を行った.その結果 利用海域や利用形態に合わせた救助支援システムを選択することにより,的確な救助要請が行えることを確認した.In this paper,the author reports on three kinds of rescue systems that use the satellite communication,the cellular phone,and the low-power transmitter developed to save the life from man-over board accidents and sea disasters every year To decrease the number of dead,the rescue system that uses information technoligy is very usefl.Yherefore,the author proposes the rescue systems that use the two-only cinnunication equipment and GPS.the exprtimrnts have been carried out in the sea, each system was able to transmit the rescue signal that contained the posisionn information.

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