著者
伊吹山 秋彦 濱田 剛 中里 直人 奥山 祐市
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RECONF, リコンフィギャラブルシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.247, pp.7-12, 2006-09-08
被引用文献数
9

2次元Kolmogorov Smirnovテスト(KSテスト)[3],[5]は,2つの2次元分布が同じであるか,あるいはどの程度異なっているかを評価する手法である.KSテストは計算量がデータ数の2乗のオーダで増加するため,これまで応用事例は限られたものしかなかった.今回,我々は2次元KSテストの最も計算時間を要する部分が粒子シミュレーションの粒子間相互作用のかたちで表すことができることに着目し,PROGRAPE-4ボードを用いて高速に実行することに成功した.本稿ではPROGRAPE-4による2次元KSテストの実装の詳細と性能評価を示すとともに,天体物理学分野での応用例を示す.

言及状況

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2次元Kolmogorov-SmirnovテストのGRAPEによる実装 計算の重い部分が粒子間相互作用と同じ形とか http://ci.nii.ac.jp/naid/110004823014 いろんな研究があるもんだ・・

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