著者
三森 一司 細田 智子
出版者
聖霊女子短期大学
雑誌
聖霊女子短期大学紀要 (ISSN:0286844X)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.41-47, 2006-03-31

松皮および松皮餅に含まれるポリフェノール物質について検討した結果、次の点が明らかとなった。(1)生の松皮には、100g当たり14.8×10^3mgのポリフェノールが含まれていた。(2)松皮を加熱処理すると、1時間後に約60%のポリフェノールが損失し、9時間後には殆ど残存していなかった。(3)加熱処理により、松皮のポリフェノールは水溶液中に溶出し、加熱時間が長くなるにつれ増加した。(4)松皮のポリフェノール損失量よりも抽出液中のポリフェノール量が少なかったことから、ポリフェノールが酸化や分解により他の物質に変化していることが推察された。(5)二次元のペーパークロマトグラフィーにより、松皮に含まれるポリフェノールの殆どは、不動性会合型タンニンであることが推測された。

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松皮のポリフェノールは概ね壊れているのか。 http://t.co/H0NnmKWk
参考になりそう/CiNii 論文 -  松皮餅中のポリフェノール物質に関する研究: http://t.co/E89vOcn

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