著者
近藤 進介 垂水 浩幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DBS,データベースシステム研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.141, pp.143-148, 2007-01-25
参考文献数
12

従来のサーバ・クライアント通信方式の他に近年P2P通信方式の利用者が増えてきている。また、P2P通信の特性はファイル共有に活かされている。しかし、P2Pファイル共有においてリソースを提供しないフリーライダーや不公平性が問題視されている。そこでインセンティブという概念で解決しようとする動きがあるが、完全に解決されている例はほとんど無く、解決されていても別の問題が発生している場合もある。また、インセンティブを与えられる条件としては回線の帯域によるものがほとんどである。しかしシステム全体のことを考えれば回線の帯域以外にもユーザの様々な行動でシステムに貢献することができる。この行動が反映されるように、本研究ではファイル共有システムにおける新たなインセンティブモデルとしてポイント制インセンティブを提案し、その有用性をシミュレータによって確認することを目的とする。

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@oTheRwoRldy 古い資源を保持する(シーダーになる?)人を評価(レピュテーション)するっていう先行研究はありますね~ http://t.co/w7kt0lp
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