著者
芦川 平 坪井 創吾 後藤 和之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.32, pp.13-18, 2007-03-22
被引用文献数
3

ナレッジワークとは、情報の収集、選択、編集、創造と、コミュニケーションを介した意思決定が絡むプロセスであり、様々な業務や組織での活動に現れる。我々は、ナレッジワークを支援し、知識の形成と再利用を目的とするナレッジワーク支援システム Trino を開発し、実際の業務において社内運用を行った。本報告では、Trino のモデルと機能について説明し、営業や開発等の実際の業務に長期間適用して得られたデータをもとに、業務の成果物とその作成過程に着目することで、本システムの有効性を評価し考察する。Knowledge work can be defined as the processes of collecting, selecting, editing and producing information with decision-making via communication. We have developed a new system Trino to facilitate creating and reusing knowledge by supporting such knowledge work processes. This paper describes the concept, functionality and evaluation of the system from the results of task and their related communications by analyzing the operated data in a long time experiment in our company.

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