著者
後藤 文夫
出版者
尚美学園大学芸術情報学部
雑誌
尚美学園大学芸術情報学部紀要 (ISSN:13471023)
巻号頁・発行日
no.4, pp.45-56, 2004-09

ヤナーチェクの《シンフォニエッタ》やストラヴィンスキーの《春の祭典》等、独奏的な活躍を見せるバス・トランペットであるが、最初に管弦楽にバス・トランペットが登場した作品はR.ワーグナーの楽劇《ニーベルングの指輪》であった。本研究では、バス・トランペットがワーグナーに注目されるに至るまでどのような発達を経てきたのかを探る。また、《指輪》においてワーグナーがバス・トランペットに対して描いた性格はどのようなものであったか、「人物」「物体」「出来事」「感情」の4つの概念を表わすライトモチーフを分類し、位置付けを明らかにした。その結果、「物体」を表わすモチーフを演奏する頻度が高いことがわかった。

言及状況

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E♭管のバス・トランペットです。 御指摘の箇所は、『ラインの黄金』の第2場の終わりです。 バス・トランペットのパートの部分の楽譜を添付しておきます。 バス・トランペットについては、下の『ニーベルングの指輪におけるバス・トランペットの機能』を御覧ください。 https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_201902101 … 下の、『ラインの黄 ...

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こんな論文どうですか? 『ニーベルングの指輪』におけるバス・トランペットの機能--楽器の歴史と発達を辿りながら (音楽表現学科特集号)(後藤 文夫),2004 https://t.co/BZGJ31zP2o ヤナーチェクの《シンフォニエッタ》やスト…

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