著者
服部 徹
出版者
公益社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会
雑誌
オペレーションズ・リサーチ : 経営の科学 (ISSN:00303674)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.397-402, 2008-07-01

海外では,聞かれた市場で卸電力が取引されるようになって久しい.ところが,電力そのものの市場価格だけでは,必要な設備投資のインセンティブを与えられず,安定供給のための十分な設備容量の確保に懸念が生している.米国の北東部では,卸電力を調達する小売供給事業者に,あらかじめ一定の設備容量を確保する義務を課し,その過不足を調整するための容量市場が設立されている.容量市場には,設立当初から,様々な問題を指摘されてきたが,制度改革も進んでいる.本稿では,このような電力取引に伴う容量市場導入の経緯を振り返るとともに,米国北東部の事例から,その制度設計の課題について解説する.

言及状況

はてなブックマーク (1 users, 2 posts)

[energy] 供給力不足対策として、容量市場(長期)により、発電会社の予備力のコストを需要側に支払わせる方法がある。
[energy] 供給力不足対策として、容量市場(長期)により、発電会社の予備力のコストを需要側に支払わせる方法がある。

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

供給力不足対策として、容量市場(長期)により、発電会社の予備力のコストを需要側に支払わせる方法がある。 / “CiNii 論文 -  電力取引と供給力の確保 : 米国北東部における容量市場導入の経緯と最新動向(<特集>エネルギー市場の…” http://t.co/u9fzLns3

収集済み URL リスト