著者
阿部 範子 Noriko ABE 日本赤十字秋田短期大学看護学科 JOURNAL OF THE JAPANESE RED CROSS JUNIOR COLLEGE OF AKITA
出版者
日本赤十字秋田短期大学紀要編集委員会
雑誌
日本赤十字秋田短期大学紀要 (ISSN:13430033)
巻号頁・発行日
no.12, pp.1-6, 2007

本研究の目的は、母親のライフスタイルと充実感を知り、育児不安との関連性を検討することである。それにより育児不安に影響を与える要因、育児不安が日常生活に対する充実感に与える影響を明らかにすることを目指す。調査は1歳6ヶ月児、3歳児を第1子とし、第1子のみを持つ母親を対象とし、「趣味に時間を割くか」、「地域活動・学習活動への参加状況」、「育児サークルへの参加状況」、「充実感・幸福感を得られる行動は何であるか」を調査し、育児不安尺度をもとに採点した「育児不安得点」との関係を比較した。結果、趣味に時間を割いている母親は育児不安が弱いこと、地域活動・学習活動参加のために外出する頻度が多いほど育児不安は弱くなる傾向が明らかになった。このことが育児不安を低減させているのか、または精神的余裕を持ち合わせた母親がそうであるのかは明らかではなく、今後の検討課題である。育児不安が弱い母親に比較し、強い母親は「子どもと遊んでいるとき」「夫と話をしているとき」「子どもの世話をしているとき」に充実感・幸福感を得ることが少ない傾向にあった。

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「常勤職をもつ母親のほうが、主婦よりも、育児に充実感を感じている。趣味を持っていたり地域活動に参加している母親のほうが、そうでない母親よりも、育児不安が低い」>http://t.co/nU4gXzwU
「先進諸国では女性就労率の高い国の方が出生率が高い」という傾向とも関連しそう。>「常勤職をもつ母親のほうが、主婦よりも、育児に充実感を感じている。趣味を持っていたり地域活動に参加している母親のほうが、そうでない母親よりも、育児不安が低い。」http://t.co/nU4gXzwU
先ツイの論文はこちら。少子化・女性労働・コミュニティといった観点から、興味深い。>阿部範子(2007)「母親のライフスタイルおよび充実感と、育児不安の関係」日本赤十字秋田短期大学紀要12: 1-6 http://t.co/nU4gXzwU
「先進諸国では女性就労率の高い国の方が出生率が高い」という傾向とも関連しそう。>「常勤職をもつ母親のほうが、主婦よりも、育児に充実感を感じている。趣味を持っていたり地域活動に参加している母親のほうが、そうでない母親よりも、育児不安が低い。」http://t.co/lildzpCC
「先進諸国では女性就労率の高い国の方が出生率が高い」という傾向とも関連しそう。>「常勤職をもつ母親のほうが、主婦よりも、育児に充実感を感じている。趣味を持っていたり地域活動に参加している母親のほうが、そうでない母親よりも、育児不安が低い。」http://t.co/lildzpCC

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