著者
曽我 千亜紀 井上 寛雄 清水 高志 米山 優
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.25-31, 2008-11-30

現在の情報化社会,とりわけサイバースペースは,その越境性ゆえに従来の枠組みでは捉えきれない諸問題を浮き彫りにする。このヴァーチャルな空間上で他者とどのように情報をやりとりし,関わっていくべきかという問いは,そのうちの一つである。本論では,まず,これまでの倫理学において論じられてきた他者概念を再検討する。他者概念の捉えられ方によって,コミュニケーションの意義も異なってくるのである。そのうえで,サイバースペース上における他者との共生の可能性を見出すために,他者をどのように承認することが私たちにとって可能であるかを,情報倫理学の視点から探求する。

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すごくいい論文だなあ。匿名の空間における「他者」について。 | サイバースペースにおける相互的修習 : 情報倫理学の視点から http://t.co/T4X6rMj2rx

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