著者
後藤 崇行 長谷川 輝之 阿野 茂浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.36, pp.79-84, 2009-05-14

近年,ネットワークを流れるトラヒック量が増大してきており,その迅速な解析を目的としたサンプリングの必要性が高まってきている.サンプリングはパケットサンプリングとフローサンプリングに分類される.前者は実装が容易であり,様々な製品に実装され広く使用されているが,フロー統計の計測性能が低いという問題を有している.後者は,パケットサンプリングに比べてフロー統計の計測性能は高いが,フローを分類する必要があり汎用のルータ・スイッチへの実装は進んでいない.本稿では,フローサンプリングの問題点である実現性向上を目的として,ルータ・スイッチのアクセスリスト機能を利用したワイルドカードマスクによる方法を提案する.ハッシュベースのフローサンプリングと比較し,フローを大きく間引かない場合には,フローの統計量分布の計測性能は実用上問題とならないことを確認した.

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こんな論文どうですか? フロー統計量観測のための実用的なフローベースサンプリング手法の検討(P2P,トラヒック,高度プロトコル・ネットワーキング技術(IP及び高位レ,2009 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007161140
こんな論文どうですか? フロー統計量観測のための実用的なフローベースサンプリング手法の検討(P2P,トラヒック,高度プロトコル・ネットワーキング技術(IP及び高位レ,2009 http://ci.nii.ac.jp/naid/110007161140

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