著者
石田 修
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.92, no.9, pp.782-790, 2009-09-01
被引用文献数
10

可変長のデータパケットを運ぶリンク規格Ethernetに,40及び100ギガビットの超高速インタフェースが追加される.電気処理速度とコストを勘案し,マルチレーン(並列伝送)技術が採用される.本稿では,まず,Ethernet規格の歴史を振り返り,「ネットワーキング」から「リンク提供」への役割変化と,その特徴である「プラグアンドプレイ」「パケット転送への最適化」「技術進歩への適応」を支える技術を紹介する.次いで,2010年6月に標準化完了予定のIEEE802.3ba 40/100ギガビットEthernet(40GE/100GE)について,そのインタフェース規格の概要と,多様な並列数に適応するレーン振り分け技術を解説する.最後に,40GE/100GEの登場を契機に,従来のSDH中心からEthernet向けに進化しつつある,広域光転送網規格ITU-T G.709 OTNの標準化動向を展望する.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? 40/100ギガビットEthernet技術(石田修),2009 http://id.CiNii.jp/exsZL 可変長のデータパケットを運ぶリンク規格Ethernetに…

収集済み URL リスト