著者
安達 悠子 臼井 伸之介 篠原 一光 松本 友一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSS, 安全性 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.177, pp.13-16, 2009-08-17

本研究では,155名の看護師を対象に,業務中にしたあるいは見た違反内容とその違反理由の記述を求めた質問紙調査を行った。また同時に,その違反をどの程度しているあるいは見かけるという主観的な違反頻度と,違反の生起に関与していると考えられるリスク評価等の心理的要因に関する4件法の質問への回答を求め,違反頻度と心理的要因との関連を検討した。記述された違反内容と違反理由はKJ法により分類し,違反頻度と心理的要因については得点化ののち相関係数を算出した。その結果,違反内容21項目,違反理由13項目が得られた。心理的要因は,リスク評価よりもベネフィットや抵抗感が違反頻度に関与していることが示唆された。

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