著者
古郡 曜子 菊地 和美
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.42, no.6, pp.410-416, 2009-12-20

本研究は,平成2年前後に生まれた学生を対象とした保育所・幼稚園における「食の思い出」アンケート調査をまとめたものである。調査時期は2008年4〜5月に実施し,有効回答数は732人,調査対象者の平均年齢は18.5歳であった。アンケート調査の結果は以下のとおりであった。食生活の出来事における思い出の回答では,「印象に残っていること」は「いただきます・ごちそうさまという挨拶」を多く挙げていた(74.5%)。通園先における「食事が楽しかった」という回答が82.2%であり,「楽しい思い出」の質問には,みんなで食べたこと,お弁当に関すること,食べ物の栽培をしたことなどを回答していた。一方,幼児期の家庭における「食事のしつけ」の記憶数は,平均4.0±2.2個であった。「現在,食事のマナーが身についていると思う」と回答した学生は,幼児期の家庭における「食事のしつけ」の記憶数が多いという,関連性がみられた。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 2 posts, 1 favorites)

こんな論文どうですか? 保育所・幼稚園における食の思い出調査 : 家庭でのしつけとの関連をふまえて(古郡 曜子ほか),2009 http://id.CiNii.jp/fecOL
こんな論文どうですか? 保育所・幼稚園における食の思い出調査 : 家庭でのしつけとの関連をふまえて(古郡曜子ほか),2009 http://id.CiNii.jp/fecOL

収集済み URL リスト