著者
武蔵 勝宏
出版者
学校法人 天満学園 太成学院大学
雑誌
太成学院大学紀要 (ISSN:13490966)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.231-242, 2010

冷戦期の防衛庁長官や内局の防衛政策に対するスタンスは,自衛隊をいかに抑制するかという消極的統制の要素が強かった。しかし,冷戦の終結に伴い,自衛隊の役割に対するニーズが高まることによって,政治家の防衛政策への関与が増加し,自衛隊を海外派遣や有事対処に積極的に活用しようとする積極的統制が顕著になった。内局の官僚も生え抜き組が主流となることによって,制服組との組織的利害の一致が進むこととなった。こうした1990年代以降の安全保障環境の変化と政治家の関与,防衛庁内の内幕一体化がシビリアン・コントロールを変質させることとなったのである。

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→しかし,冷戦後は/政務次官や自民党国防部会長などの/キャリアを積みあげ,念願の/長官に就任すると/パターンが多く/なった。従来のカネや票のような実益よりも,憲法改正といったイデオロギーや/理念が, 国防族にとってのインセンティブに変化するようになった」同上 武蔵勝宏https://t.co/0R9oiJdNMy https://t.co/CWKM9GvWTt

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