- 著者
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竹内 俊貴
鳴海 拓志
西村 邦裕
谷川 智洋
廣瀬 通孝
- 出版者
- 一般社団法人映像情報メディア学会
- 雑誌
- 映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
- 巻号頁・発行日
- vol.34, no.25, pp.99-104, 2010-06-29
- 参考文献数
- 10
- 被引用文献数
-
6
本研究では,過去の購買情報から未来の消費行動を予測・提示することで,ユーザの収支バランスの改善を図ることを目的とする.まず,レシートをスキャン・OCR(光学文字認識)することで,店名・住所・電話番号・消費金額といった購買情報を記録した(レシートログ).大量のレシートログを可視化することで,消費行動には時間的・場所的周期性があることを発見した.そして,周期性を利用し,未来の消費金額・可能性を予測・提示するアプリケーションを開発した.それらを実際にユーザに利用してもらい,評価することで,予測提示がユーザの消費行動に影響を与えることが分かった.