- 著者
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神野 正彦
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
- 巻号頁・発行日
- vol.94, no.3, pp.220-225, 2011-03-01
- 被引用文献数
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光ファイバ当りの伝送容量は30年で1万倍以上の驚異的なペースで増加してきた.次期開発ターゲットは,チャネル当りのビットレート〜100Gbit/s,総伝送容量8〜10Tbit/s,周波数利用効率〜2bit/(s・Hz)が視野に入っているが,既存光ファイバの物理的な容量限界が顕在化しつつある今,伝送容量増加のペースにはさすがに陰りが見え始めている.一方,インターネットトラヒックは2年で2倍前後のペースで今後も増加すると見込まれ,近い将来,光ネットワークの容量不足が問題となるとの懸念が広がっている.本稿では,10年後のトラヒック需要に対しても経済的に収容するための光ネットワーク技術として,エラスティック光パスネットワークとその実現技術を解説する.