著者
中尾繁樹
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.13-24, 2011-03-31

最近の小学校1 年生は不器用で,姿勢の維持ができない児童が多くみられる。また,発達障害児や「気になる子」だけではなく,全体的に描画は未熟な印象を受けることが多い。そこで小学校1 年生の人物画発達を調査し,姿勢の維持ができない児童との関係について検討した。対象は小学校1 年生に在籍する125 名で,グッドイナフ人物画知能検査行った。描かれた画は描画発達年齢を求め人物画知能(DAM-IQ)を算出した。対象児のうち行動観察で低緊張が認められる児童は102 名,で描画発達は遅れており平均DAM-IQ は80.4 で低値であった全体のDAM-IQ は平均83.6 であった。診断はないが行動や社会性に関して「気になる子」どもはいるが,今回は姿勢との関連に着目し,その原因や発達の詳細との関連なども検討し,今後のインフォーマルなアセスメントに必要があると考えられた。

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【特別支援】中尾繁樹(2011)「通常学級におけるインフォーマルアセスメントの有効性に関する考察2-描画と姿勢の観察から-」関西国際大学『研究紀要』第12号P25〜35 http://t.co/8CcJEtZ #特別支援教育

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