著者
小栢 進也 建内 宏重 高島 慎吾 市橋 則明
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.97-104, 2011-04-20
被引用文献数
1

【目的】筋の作用は解剖学的肢位で考えられることが多いが,実際の運動では関節角度変化に伴い,筋の作用や発揮できる筋力が異なる。本研究では数学的モデルを用いて角度変化に伴う股関節周囲筋の屈伸トルクを検討した。【方法】股関節周囲筋を対象とし,生理学的断面積,羽状角,モーメントアーム,筋線維長から股関節屈曲角度を変化させた際に筋が発揮する屈伸トルクを求めた。なお,大殿筋下部線維,縫工筋,腸腰筋は走行変化点を考慮したモデルを用いた。【結果】大腿直筋は屈曲10〜30°で大きな屈曲トルクを有し,伸展域や深い屈曲域ではトルクが小さくなった。一方,腸腰筋は深い屈曲域で強い力を発揮し,伸展域でもトルクは維持された。また,ハムストリングスは屈曲域で大きな伸展トルクを発揮するが,伸展につれて急激に小さくなり,伸展域では大殿筋下部線維が主動筋となることがわかった。内転筋は伸展域で屈筋,屈曲域で伸筋になる筋が多かった。【結論】関節角度によって変化する筋の発揮トルク特性を考慮することで,弱化した筋の特定など筋力の詳細な評価が可能になると考えられる。

言及状況

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この論文だとお腹側左右に付いてる腸腰筋(大腰筋を含む筋群)は股関節の伸展屈曲ともにトルクを出せるとある、また股関節が深い角度になった時には他の筋よりトルクを発生させやすいとある

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https://t.co/qxmnMQa18A 関節角度変化による股関節周囲筋の力発揮
@Chirosamurai こちらの論文が参考になりましたら幸いです。「関節角度の違いによる股関節周囲筋の発揮筋力の変化」https://t.co/uUFSvu2ywf
関節角度の違いによる股関節周囲筋の発揮筋力の変化 : 数学的モデルを用いた解析https://t.co/FTPvM018HV
もうちょっと詳しく書いてる論文出てきた https://t.co/XexLg9HSmX
股関節の角度特性とかしらねーと思ったら論文があった https://t.co/FEjoWCrsCC
この論文だとお腹側左右に付いてる腸腰筋(大腰筋を含む筋群)は股関節の伸展屈曲ともにトルクを出せるとある、また股関節が深い角度になった時には他の筋よりトルクを発生させやすいとある / “CiNii 論文 -  関節角度の違いによる股…” http://t.co/dY73dNHeSP
@ryota_guitarium http://t.co/EXZ9ue1juo これ使えるかな、もう読んでるかなヽ(;▽;)ノ

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