著者
真鍋 健
出版者
日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.85-95, 2011-08-30

本研究では,特別な配慮が必要な幼児ならびにその保護者に対する移行支援について具体事例を通して検討を行った。具体的には,水平的・垂直的移行等,多様な移行の種類・形態が存在することを前提に移行支援モデルを開発し,それに基づいた支援を,保育所入所を控えていた1名の幼児に適用した。移行支援モデルは,目的レベル・活動レベル・機関間連携のレベルの3つから構成されるものである。そのような移行支援モデルのもと,特に,本稿では「幼児の新たな環境への適応」を支援の目的とした。事例の結果から,実行可能な支援活動を展開させるためには,支援者や支援機関間の関係性に配慮を行う必要があることが示唆された。また今後移行支援を展開させるにあたって必要な事項について考察を行った。

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【特別支援】真鍋健(2011)「特別なニーズのある子どもの移行支援に関する研究〜垂直的・水平的移行を包括したモデルの開発と支援の試み〜」『保育学研究』第49巻第1号P85〜95 http://t.co/jxziGIO4  #特別支援教育

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