著者
伊藤 倫子
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.401-409, 2011-10-01

図書購入予算が減少を続ける現在,米国図書館はインターライブラリー・ローン(ILL)を利用し図書館間のリソース・シェアリングを効果的に行うことで対応している。世界的な減少傾向に反し,米国のILL活動は以前活発であるが,その要因として,図書館がITを積極的に活用し,図書館のサービスやマネジメント技術の向上を図ってきた点が指摘できる。一方で,新しいサービスの導入や電子リソースの急激な増加に伴い,図書館は新たな問題に直面している。本稿は,米国におけるILL活動について概観し,ILLサービスの変化,発展,あるいは課題について述べる。

言及状況

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[ILL][Big Deal][選書-PDA] Purdueにも触れている
[図書館][ILL][UnitedStates][AcademicLibrary][FairUse][publisher] RAPID, Rule of 5, ディスカバリ・サービス導入によるILLの増加, POD(Purchase on Demand), PPV(Pay per View)
[図書館][AcademicLibrary][ILL]
[ILL][KSM][--ILL] カンザス・伊藤さんの論文を読んで、海外ILLをスムーズに成功さそうと思ったら、相手国のILL事情をざっくりとでも知っておくのが近道なんだな、と理解しているところ。
[ILL] 米のILL増加傾向,コンソーシアム内ILL,RAPIDシステム(ILLの自動化),ディスカバリサービスによる影響,Patron Driven Acquisition,PPV,ビッグディール,国際ILLとSTM声明,と盛りだくさん.

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米国のILLの実態。_CiNii 論文 -  米国大学図書館におけるILL活動の発達と現状(<特集>文献複写サービスの過去・現在・未来) http://t.co/wOIVEYrXdt #CiNii
米ではWorldcat(Localかな?)からILLできるようにしたら、元来無料だし急激に増えたようなこと聞いた気がする。この報告に書いてあったっけ? http://t.co/h3BKEwKX
[ILL][KSM][--ILL]カンザス・伊藤さんの論文を読んで、海外ILLをスムーズに成功さそうと思ったら、相手国のILL事情をざっくりとでも知っておくのが近道なんだな、と理解しているところ。 / “CiNii 論文 -  米国大…” http://t.co/GMP9mMer
… 米のILL増加傾向,コンソーシアム内ILL,RAPIDシステム(ILLの自動化),ディスカバリサービスによる影響,Patron Driven Acquisition,PPV,ビッグディール,国際ILLとSTM声明,と盛りだくさん. http://t.co/a5DY2abt

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