著者
瓜生 濃世
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 人文科学系列 (ISSN:02879727)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.49-66, 2013-03

本稿では,筆者が2010 年度から2012 年度春学期に京都産業大学にて行った「フランス文学 概論」での実践を基に,学習者の関心を高めるための技法について考察する。最初に今日の大 学生の性質と特徴に焦点をあて,従来の発想では円滑な授業運営が困難となっている理由を確 認する。次に講義形式の授業において導入可能な技法とその効果について検討し,「文学」を どのような側面から扱えば学習者の関心を呼び起こすことが可能であるか提言したい。今日の 学習者に適合するよう創意工夫すれば,文学の授業が彼らの知的好奇心を涵養する場となるこ とは十分可能であると思われる。

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調べ物中に見つけて読んだら興味深く参考になった。 瓜生濃世「学習者の関心を呼び起こす取り組み : 「フランス文学概論」の場合」http://t.co/Td2QRfMZiS 挙げられた受講者の肯定的な感想には定型化したものもあり、単純には喜べないが、著者の前向きな姿勢は見習いたい。
CiNii 論文 -  学習者の関心を呼び起こす取り組み : 「フランス文学概論」の場合 http://t.co/9ohI4aQUZE #CiNii 授業中にスマホいじって授業なんか聞いてない学生にどうやって興味持ってもらえるかの研究

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