著者
土岐 博 佐藤 健次
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.68, no.1, pp.11-18, 2013-01-05

現代ではほぼ全ての機器は電気を使っている.それらの電子機器は知らず知らずのうちに電磁ノイズを出しているし受けている.そのために我々の周りはノイズで満たされているし,自らで苦しめられてもいる.電磁気学が完成されて1世紀の年月が経っているにもかかわらず,電磁ノイズの取扱い法が確立していない所にその原因がある.加速器のノイズの削減に理論的に取り組んだことにより,新しい交流理論を得ることができた.電磁場の放出・吸収過程の理論(アンテナ理論)そのものは完成していたにもかかわらず,多導体伝送線路理論が不完全であったことで,交流理論に取り込むことができていなかった.このアンテナ過程を取り込んだ新しい交流回路理論にもとついて,3本線対称化回路の導入により電磁ノイズの影響を受けない電気回路の提唱を行う.

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さきほどRTした「マクスウェルが教える電磁ノイズの削減方法」というの、これっぽい。 http://t.co/wspT5kI3BI
交流回路理論のセミナーわず。著者が二人とも本郷に来るという大変光栄な事態。まさかこれまで使われ続けていたヘヴィサイドの交流理論が経験則でしかなくて,マクスウェル方程式から導かれてきていなかったという。変位電流の概念も消せるという話。 http://t.co/piwtujkqS1

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