著者
中田 亮太 仲地 孝之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LOIS, ライフインテリジェンスとオフィス情報システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.306, pp.15-20, 2012-11-14

本報告では、Shamirの秘密分散法を利用した秘密計算の提案を行う.Shamirの秘密分散法は秘匿にしたいデータを複数に分散・暗号化する暗号アルゴリズムで,復号を実行する為にはしきい値以上の分散暗号文を集める必要がある[2].このShamirの秘密分散法は暗号化の際に線形性を保つ為、分散暗号文のまま加減算を実行する事が可能であり,その計算結果は復号した平文に反映される.秘密分散法ではこの性質を利用してマルチパーティプロトコルを実現可能である事が知られている.本報告ではShamirの秘密分散法を利用して加減算が成り立ち、乗法が一度だけ可能な秘密計算の方法と,当アルゴリズムで運用可能なクラウドサーバ上での計算モデルを併せて提案する.

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CiNii 論文 -  秘密分散法を利用した乗算が可能な秘密計算の提案(情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般) https://t.co/YOxwea159G

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