著者
菊地 伸二
出版者
名古屋柳城短期大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13427997)
巻号頁・発行日
vol.35, pp.213-224, 2013-12-20

ここに翻訳されたのは、ラテン四大教父の一人であり、6世紀から7世紀初頭にかけて活躍した大グレゴリウス(教皇グレゴリウス1世)が執筆した『牧会規定』全体の序の部分と第1部である。 第1部は、11の章から構成されており、そこでは、人を指導し、教える立場にある牧会者(聖職者)を目指そうとする人は、それ相応の学と経験を積んでいることが必要であるとともに、上に立ちたいという欲求に駆られて軽率に志すべきではないことが再三論じられている。

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