著者
片田 房
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.440, pp.7-12, 2015-01-23

コンピュータや情報通信環境のユビキタスによって進行するグローバル化の時代は,コミュニケーション推進主義と表裏一体の時代でもある.殊に理工系技術者がコミュニケーション能力を有することの重要性が認識され,非英語圏においては英語によるコミュニケーション能力の育成を緊急課題とする提言も多い.しかし,社会性やコミュニケーション能力の脆弱性の目立つ人口が急増しつつあるといわれる昨今の状況と,整合性のある提言であるかどうかは議論の余地がある.本稿では,コミュニケーション推進主義とコミュニケーションの脆弱性との間の乖離を巡る現象を考察する.更に,理工系学生の気質的傾向に関する実態調査に基づき,効果的な英語教育の方法とコミュニケーション能力開発との接点を探る.

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CiNii 論文 -  コミュニケーション推進主義とコミュニケーション困難現象 : グローバル化時代の両副産物における乖離現象の考察(コミュニケーションの心理とライフステージ,及び一般) https://t.co/M4xGqzRtMv #CiNii

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