著者
平野 智紀 三宅 正樹
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.36, pp.365-376, 2015-03-20

本研究は,対話型鑑賞で観察される鑑賞者の成長という現象と,それがどのようにして促されるのかを,ヴィゴツキー以降の学習理論,具体的には正統的周辺参加理論(レイヴとウェンガー)と認知的徒弟制の理論(コリンズ)に基づいて明らかにした。鑑賞場面で生起する参加者の全発話をテキスト化し,先行研究をもとに学習支援に関する発話カテゴリを設定して定性的に分析した結果,対話型鑑賞場面ではファシリテーターの学習支援が徐々に鑑賞者に移譲され,さらに鑑賞者同士でお互いに学習支援を"わかちもつ"ことで鑑賞者が成長する現象が確かめられた。さらに対話型鑑賞場面では個人の美的能力の発達よりも"場"としての共同的な発達が促されている様子も明らかになった。

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ヴィゴツキーをもとに社会構成主義の視点を入れた背景理論から対話型美術鑑賞に「“場”としての共同的発達」を見ようとしている。→CiNii 論文 -  対話型鑑賞における鑑賞者同士の学習支援に関する研究 https://t.co/uhhShZcR6J #CiNii
1 1 https://t.co/t3miDte7MP
私の2015年の論文がオープンアクセスになっておりました。CiNii 論文 -  対話型鑑賞における鑑賞者同士の学習支援に関する研究 https://t.co/x6ABSXaPYM #CiNii

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