著者
新島 龍美
出版者
九州大学大学院比較社会文化学府
雑誌
比較社会文化 (ISSN:13411659)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.51-64, 2010

本研究は、アリストテレス作と伝えられる『大道徳学』(Magna Moralia)のテキスト校訂に関わる作業の一環として、従来学問的に最も高く評価されてきたズーゼミール校訂のトイプナー版の検討を行うものである。本稿は、その最初の作業として、同版の「印刷ミス」、および、用いられた諸写本や印刷諸刊本の読み方並びに先行研究によって提案された推測(conjectures)の報告に関する誤りを指摘し、新たな批判校訂版の必要性を示す。This study aims to show the necessity for a new edition of the supposedly Aristotelian work, Magna Moralia, by considering the exacteness of its most reliable text that is edited by Franz Susemihl, published by Teubner.

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新島先生の2010年の以下の論文を読んだ。いま考えていることにかんしていくつか重要なことを知ることができ、とても有益だった。 CiNii 論文 -  伝アリストテレス作『大道徳学』のテキスト研究(1) http://t.co/SGt8DBQHuA #CiNii
CiNii 論文 -  伝アリストテレス作『大道徳学』のテキスト研究(1) http://t.co/Zc2XVz0g #CiNii

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