- 著者
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井邑 智哉
岡崎 善弘
徳永 智子
高村 真広
- 出版者
- 広島大学大学院教育学研究科心理学講座
- 雑誌
- 広島大学心理学研究 (ISSN:13471619)
- 巻号頁・発行日
- no.12, pp.263-267, 2012
長期休暇中に様々な宿題を行わなければならない児童は,計画を立てた上で宿題をしているのだろうか。本研究では,計画を立てた小学生と立てなかった小学生それぞれの宿題の取り組み方について調査した。小学生の宿題の取り組み方は4 タイプに分類された:(a)ほぼ毎日していた"安定型",(b)冬休みの前半で集中的に宿題をするが,後半からペースが落ちる"前半集中型",(c)冬休みの前半では宿題をあまりしないが,後半からペースを上げる"後半集中型",(d)ほとんど宿題をしなかった"逃避型"。計画作成の有無でそれぞれのタイプを分類した結果,計画を立てていなかった小学生には逃避型が多く,計画を立てた小学生には安定型,前半集中型,後半集中型が多いことが示された。