著者
越中 康治 目久田 純一
出版者
宮城教育大学情報処理センター
雑誌
宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE (ISSN:18847773)
巻号頁・発行日
no.21, pp.39-44, 2014

本研究では、教師を目指す学生が、懲戒と体罰をどのように区別しているのかについて、テキストマイニングによる自由記述文の分析から検討を行った。教育を専門としない学生との比較を通してその特徴の把線を試みた結巣、教育を専門としない学生が懲戒と体罰との違いを「程度」「理由の有無」あるいは「相手がどう取るか」の問題ととらえる傾向にあるのに対して、教師を目指す学生は「身体に対する侵害」や「肉体的苦痛」を与える行為であるか否かに言及して両者を区別する傾向にあることが示された。他方、両者の区別に関して、教師を目指す学生においても、その認識は一様ではないことも確認された。体罰の禁止及び児章生徒理解に基づく指導の徹底を図る上でも、養成課程の教育において、さらに理解を深める機会を設けることの必要性が示唆された。

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引用)「…(前略)…教育を専門としない学生が懲戒と体罰との違いを「程度」「理由の有無」あるいは「相手がどう取るか」の問題ととらえる傾向にある…(後略)…」(p.39) CiNii 論文 -  懲戒と体罰の区別に関する学生の認識 : テキストマイニングによる分析から https://t.co/18JttVve3W #CiNii

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