著者
山内 友三郎
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要. 第Ⅰ部門, 人文科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University (ISSN:03893448)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.67-79, 2015-09

地球環境危機に直面して,西洋の心ある哲学者たちが環境倫理を始めたのは1960年代のことがあった。現在では日本の伝統思想も注目されるようになった。他方、わが国でこれに呼応するような環境倫理も生まれつつある。本稿ではまだあまり知られていない江戸時代の日本儒学の環境思想をモデルにしながら,之と比べて西洋哲学の一大源泉であるプラトンの宇宙論を採り上げて西洋的二元論の自然観の問題点を明らかにし,さらに,プラトンの『ピレボス』を手掛かりにして,東西融合の環境倫理の構想を探求した。

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