著者
朝山 奈津子 森田 学 山田 高誌
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.114, pp.59-73, 2015-10

20世紀初頭にイタリアで興隆したピアノ伴奏付独唱歌曲は従来、事典項目や音楽通史においていささか表面的に「ドイツ・リートの影響下で」確立したジャンルとされてきた。しかしその影響関係は、実際の響きや音楽形式からも、このジャンルに取り組んだ作曲家たちや詩人たちの創作活動からも、けっして自明ではない。そこで本論文は、両者の関係性を問い直した上で、このジャンルに対するドイツの影響を指摘しようと試みる。

言及状況

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読み応えあった。抄録を読んで、流石に藁人形ちゃうのと思いながら本編を読んだらgroveが引用されていて焦った。イタリア近代への認識はなかなか正しい方向に行かない。/CiNii 論文 - イタリア近代歌曲の興隆、その知られざる諸相から : 詩、ワグネリズモ、ピアニスト(前篇) https://t.co/m2uQohZjnB

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