- 著者
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郡 史郎
- 出版者
- 大阪大学大学院言語文化研究科
- 雑誌
- 言語文化共同研究プロジェクト
- 巻号頁・発行日
- no.2015, pp.61-76, 2016-05-31
音声言語の研究10東京など首都圏中央部の日本語における終助詞「ね」のイントネーションと用法の対応関係について,合成音声の聴取実験の結果と会話資料により検討した。その結果(表2),典型東京など首都圏中央部の日本語における終助詞「ね」のイントネーションと用法の対応関係について,合成音声の聴取実験の結果と会話資料により検討した。その結果(表2),典型的な「ね」のイントネーションの使い方は終助詞が付かない裸の文末におけるイントネーションの使い方と共通だが,それ以外にもさまざまな使い方ができ,そこには話し手の心的状態や対人態度を反映する部分が大きいことがわかった。