著者
尾山 慎
出版者
大阪市立大学国語国文学研究室
雑誌
文学史研究 (ISSN:03899772)
巻号頁・発行日
no.49, pp.18-30, 2009-03

はじめに : 論者はこれまで、萬葉集を対象として子音韻尾字音仮名について検証し、次のようなことを指摘した。まず、集中においては、連合仮名という方法が実践されておらず、略音仮名と二合仮名の二種で認められること、そして前者は一字一音の仮名書きの浸透に伴って使用度数を伸ばすが、後者は萬葉第二期頃を頂点として衰退の一途に向かうこと、また、略音仮名の字種において、使用頻度を伸ばし続ける頻用字群と、概ね一回性の字種とがあること、二合仮名は訓字主体表記における使用頻度が高いという特徴があること、等である。……

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うーん、ここで挙げられている一般的な子音韻尾字音仮名の用例数からすると、仮に「隠れ連合仮名」があったとしても、それを証明できる程の数を得られそうに無いねぇ。 ・https://t.co/aRGZNKFv56 ・https://t.co/pOTJ3wVC1r

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