著者
菊岡 由夏 篠原 亜紀
出版者
国際交流基金
雑誌
国際交流基金日本語教育紀要 (ISSN:13495658)
巻号頁・発行日
no.13, pp.71-85, 2017

本稿では、ノンネイティブ日本語教師を対象とした教師研修における教授法科目のコースデザインの概要とその成果について報告する。海外日本語教師長期研修では、教授法科目のシラバスを改訂し、2015年度の研修において新たなシラバスによる教授法コースを実施した。新たなシラバスは、JF 日本語教育スタンダードの考えに基づいて、「課題遂行を重視した教え方」を中心に作成した。コースの実施にあたり、研修参加者が、これまでの日本語の教え方と研修で学ぶ新たな教え方とのギャップに混乱することがないよう、「内省」の機会を取り入れることとした。コース終了時のアンケートの結果から、「課題遂行を重視した教え方」が研修参加者に肯定的に捉えられたこと、また、「課題遂行を重視した教え方」を学ぶことを通して研修参加者が自身の教え方をふり返り、自身の教え方の変化の必要性を気づくに至ったことがわかった。

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[日本語教育関連の論文・資料 639] 課題遂行を重視した教授法科目のコースデザイン : ノンネイティブ日本語教師を対象とした教師研修から https://t.co/Ny04AJPHEa #日本語教師 #日本語学校 #日本語教育
[日本語教育関連の論文・資料 638] ◇課題遂行を重視した教授法科目のコースデザイン : ノンネイティブ日本語教師を対象とした教師研修から https://t.co/Ny04AJy6fA #日本語教師 #日本語学校 #日本語教育

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