著者
百瀬 容美子 伊藤 宏
出版者
常葉大学教育学部
雑誌
常葉大学教育学部紀要 = Tokoha University Faculty of Education research review (ISSN:2188434X)
巻号頁・発行日
no.37, pp.281-293, 2017-03

本研究では,先天全盲選手向け運動イメージ生成尺度の原案を提案することを目的とした.そのために,我が国トップ水準にあるブライドサッカー選手1 名のPAC(個人別イメージ構造)分析を行った.その結果,先天全盲選手ならではのイメージの利用として,1)運動イメージを描く上で競技場であるピッチに対する全体的な俯瞰図としてイメージしていること.2)自分の動きと相手選手との相互距離感をイメージしていること,3)自分と味方選手との距離感,味方のゴールキーパーとの距離感も考慮に入れた空間的なイメージをしていたことが判明した.こうした新たな知見である3 カテゴリーに関して,国内外を通して高い信頼性と妥当性が確認されている視覚心像鮮明性質問紙(Vividness of Mental Imagery Questionnaire:VVIQ) に倣い,5 件法で20 項目からなる先天全盲選手向け運動イメージ生成尺度原案が作成された.

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こんな論文どうですか? 先天全盲選手向け運動イメージ生成尺度の作成に向けた予備的研究 : 日本代表経験があるブラインドサッカー選手1名のPAC(個人別イメージ構造)(百瀬 容美子ほか),2017 https://t.co/U2QPZJv52P 本研…

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