著者
伊藤 千夏 高橋 史
出版者
信州大学大学院教育学研究科心理教育相談室
雑誌
信州心理臨床紀要
巻号頁・発行日
no.18, pp.1-11, 2019-06-01

インターネットやSNSの利用については過剰利用をはじめとして有害な側面が注目されてきたが,近年ではSNS相談窓口による援助要請促進の取り組みが進められている。しかし,援助要請機能を含め, SNSの有益な側面についてはいまだに検証が十分ではない。そこで本研究は,インフォーマルな援助要請におけるSNSの利用方法とその効果を記述することを目的として,面接調査による質的検討を行った。その結果, SNSを利用した援助要請行動では,発信の際の自己表現によって得られるサポートの種類が異なることがわかった。SNSはこれまで過剰利用や対人関係の阻害といった点で、問題視されてきたが,本研究は援助資源としての可能性を見出したものである。

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援助資源としてのsNS https://t.co/UjFNhi5Wmk
CiNii 論文 -  援助資源としてのSocial Networking Serviceの機能に関する検討 https://t.co/CiCSIurSaI #CiNii

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