著者
市川 真未 Mami ICHIKAWA
出版者
創価大学日本語日本文学会
雑誌
日本語日本文学 = Studies in Japanese Language and Japanese Literature (ISSN:09171762)
巻号頁・発行日
no.29, pp.59-67, 2019-03-18

本稿ではTwitter、ブログ、ドラマなどからマウンティングと意図された、またはそう捉えられた発話を取り上げ、その特徴をLeech(1983) のPoliteness principleを用いて考察した。その結果、自身の優位性を示すことに重点を置いた明示的なマウンティングから、見せかけのポライトネスを見せつつ暗示的に攻撃するものまで幅広く存在することが分かった。また、参与者B にとってデリケートな話題であると知りながらあえてその話題に触れる、ポライトな言語行動が期待されている場面で最大限に賞賛を行わない、感謝表明の代わりに不満表明をする、賞賛発話の中で否定語彙を使用するなどの特徴も見られた。

言及状況

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ポライトネスがなんなのか、最後までよく分からなかった。https://t.co/LhH9aqk3B0
こんなのもあるのね。 CiNii 論文 -  マウンティングの特徴について ―ポライトネスの原理から― https://t.co/PRSbYUt9F3 #CiNii

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