著者
山口 雅史 兒玉 安史 笠岡 敏 藤田 貢 堀 隆光
出版者
広島国際大学総合教育センター
雑誌
広島国際大学総合教育センター紀要 (ISSN:24322881)
巻号頁・発行日
no.5, pp.21-30, 2021-03

大学教育で問題となる留年について解析した。留年生には「入学時学力」が不足している者が多いが、入学時学力と大学での学修成果である評定平均には進級するにつれて相関性はなくなった。そこで、評定平均と学力にとらわれない行動因子(非認知能力)の関係性について解析したところ、評定平均とセルフコントロール尺度、ならびに性格5因子の一つである良識性には正の相関性があった。一方、評定平均と性格5因子の一つである情緒安定性には負の相関性があった。以上の結果は、これらの行動因子が学力不振に陥りやすい学生に対する早期指導、及び留年防止のための有用な指標になることを示唆している。

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学修成果と関連する行動因子の探索ー留年を抑制するための学修指導ー - https://t.co/apbuMazyGi #ScholarAlerts

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