著者
牛津 信忠
雑誌
聖学院大学論叢 = The Journal of Seigakuin University (ISSN:09152539)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.79-104, 2021-10-25

真の主体的存在=愛としての統合主体,すなわち神を指し示すことが出来る。その神の位置を仰ぐ行為的実質の態様が福祉であり,それに関する科学的宗教における人間学が人間福祉学である。 人間はそうした人間福祉の実践を通じて神の啓示の道に在ることが出来る。ホワイトヘッドの言う神をさらに探求すると,主体たる神の作用性のなかに内包される実在を見出すことが出来る。その神は創造的前進を可能にするベクトル性を有する作用主体ないし作用掌握体という位置から抱握をなし続ける。その抱握プロセスにおける真の主体存在が愛としての統合主体であることを発見出来る。人間福祉の実践は,いつも愛としての神の作用と共にある。

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