著者
曽我 千亜紀 ムナン ジュリアン 山本 晃輔
出版者
大阪産業大学学会
雑誌
大阪産業大学人間環境論集 = OSAKA SANGYO UNIVERSITY JOURNAL OF HUMAN ENVIRONMENTAL STUDIES (ISSN:13472135)
巻号頁・発行日
no.20, pp.89-104, 2021-03-31

本論ではインターネットというヴァーチャルな空間の中でも,とりわけ,ゲームの世界に注目し,それがどのような空間なのかを問う。世界中からアクセスすることが可能なオンラインゲームの空間は,グローバル化されたものなのだろうか,それともローカルなものに留まるのだろうか。 ゲームの世界は一般に,共通の趣味と興味を有しているメンバーによって構築されているという理由によって,フラットな空間を維持していると考えられている。しかし,この空間もまた社会や文化の影響を受ける以上,ローカルな発展,あるいは,分断が進んでいる可能性がある。 ゲーム空間はプレイヤーにとってどのような空間なのか。もし,プレイヤーに等しくゲーム空間が開かれている可能性があるならば,それはどのような意味においてなのかを明らかにする。

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曽我千亜紀, ムナン ジュリアン, 山本晃輔「遊びとゲームのヴァーチャル化 ゲーム空間のグローカリゼーション」『大阪産業大学人間環境論集』、20、2021年3月。https://t.co/q17bcghGQk

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