著者
谷山 茂人 相良 剛史 西尾 幸郎 黒木 亮一 浅川 学 野口 玉雄 山崎 脩平 高谷 智裕 荒川 修
出版者
[日本食品衛生学会]
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.270-277, 2009
被引用文献数
16

1990年~2008年に,長崎県,宮崎県,三重県および鹿児島県でハコフグ類の喫食による食中毒が9件発生し,13 名が中毒, うち 1 名が死亡した. このうち 2 件の原因魚種は,中毒検体の形態からハコフグ<i>Ostracion immaculatus</i> と断定された.患者は共通して横紋筋融解症を呈するなど,本中毒の症状や発症/回復/致死時間はアオブダイ中毒に酷似していた.一方,西日本沿岸で採取したハコフグ129個体とウミスズメ<i>Lactoria diaphana</i> 18個体につき,マウス試験で毒性を調べたところ,いずれも約4割の個体が急性もしくは遅延性の致死活性(0.5~2.0 MU/g)を示した.有毒個体の出現率は,両種ともに肝臓を除く内臓で最も高く,次いで筋肉,肝臓の順であった.

言及状況

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ハコフグによる食中毒も報告されています。 死亡例もあるし回復するまで時間がかかりそうなので、ハコフグだったら勧められませんね。 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/ani … http://ci.nii.ac.jp/naid/130000135400 http://kaken.nii.ac.jp/en/p/18580 ...

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ハコフグによる食中毒も報告されています。死亡例もあるし回復するまで時間がかかりそうなので、ハコフグだったら勧められませんね。 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_det_03.html http://ci.nii.ac.jp/naid/130000135400 http://kaken.nii.ac.j ...

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@fujishimakosuke http://ci.nii.ac.jp/naid/130000135400 こういうのがあります。体表から出す毒と食べて中毒起こした毒は別のようです。

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