著者
岡村 健志 那須 清吾 熊谷 靖彦
出版者
社会技術研究会
雑誌
社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
巻号頁・発行日
no.6, pp.159-167, 2009

地方部における道路基盤や公共交通などのモビリティ環境は,都市部に比較すると十分に整備されておらず,さらに事業主体の財務状況が芳しくないことなどから,インフラ整備などの抜本的な対策は満足に進まない.このようななかで地方部の道路交通問題に対して,抜本的対策に比べ低予算で実行可能なITSは,実践的な対策として注目を浴びている.本稿では,高知県下で実施された「トンネル歩行者問題」と「ノーガード電停問題」をケーススタディに,それぞれの固有の道路交通問題を構造化し,ロジックモデルによりITSの効果構造を明らかにするとともに,ITSの効果を紹介する.また,それらを踏まえ,地域固有の道路交通問題を解決する手段として,地方部におけるITSの位置づけと重要性について考察する.

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こんな論文どうですか? 地方部ITSの効果構造の分析と評価プロセスの提案(岡村 健志ほか),2009 https://t.co/4kWml1fVyG 地方部における道路基盤や公共交通などのモビリティ環境は,都市部に比較すると十分に整備されておらず,…

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