著者
藤生 慎 沼田 宗純 高田 和幸 大原 美保 目黒 公郎
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.4_189-4_200, 2012

本稿は東北地方太平洋沖地震で被災した三陸鉄道の現地調査やヒアリング調査を通じて、三陸鉄道の復旧・復興のプロセスをまとめたものである。当初、三陸鉄道は被害の状況から復旧は絶望視されていたが、沿線住民の復旧の強い要望や岩手県、沿線自治体の要望により新たな復旧資金スキームを創設し復旧のプロセスに入ることが可能となった。その背景には、東北地方太平洋沖地震での三陸鉄道の防災施設としての役割や三陸地方特有の地形による移動の困難さ、気候、復旧資金スキーム創設の考え方の工夫などがあり復旧することが可能となったことが明らかとなった。

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こんな論文どうですか? 東北地方太平洋沖地震における三陸鉄道の被災と復旧(藤生 慎ほか),2012 https://t.co/nvqMkf76WQ
こんな論文どうですか? 東北地方太平洋沖地震における三陸鉄道の被災と復旧:―現地調査・ヒアリング調査にもとづく考察―(藤生 慎ほか),2012 https://t.co/Cik5YwKXbv

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