著者
高阪 宏行
出版者
The Association of Japanese Geographers
雑誌
地理学評論 (ISSN:00167444)
巻号頁・発行日
vol.45, no.11, pp.756-773, 1972
被引用文献数
1 2

本研究は,地域住民の購買活動を究明するため消費者の買物行動に視点をおき,購買活動を地域的にまとめる単位として,商店群と基礎単位地域の二つの概念を設定している。商店群とは,それを構成している商店を組合わせて利用する傾向の強い世帯群の買物の場の単位である.基礎単位地域とは,商業的環境がほぼ共通している結果,同じ一組の商店群を利用することによって購買活動を満たしている世帯集団である.埼玉県加須市における買物行動調査の結果,居住地区内の地元商店群,加須中心商店街に入る入口付近の商店群,加須中心商店街の中核的商店群の三種類の商店群が抽出され,この同一の三種類の商店群を利用している約100~200世帯から成る基礎単位地域が設定された.また,加須市商圏内の基礎単位地域,商店群,そしてそれらの間の利用関係を分析することによって,加須市商圏の内部構造が究明された.

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こんな論文どうですか? 消費者買物行動からみた埼玉県加須市商圏の内部構造について(高阪 宏行),1972 https://t.co/qGUvv5vmbc
こんな論文どうですか? 消費者買物行動からみた埼玉県加須市商圏の内部構造について(高阪 宏行),1972 https://t.co/wq4XQYg8pd
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