著者
新井 益洋 石田 孝造 桜本 光 清水 雅彦
出版者
環太平洋産業連関分析学会
雑誌
産業連関 (ISSN:13419803)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.57-69, 1994
被引用文献数
3

東京都の産業構造は,日本の本社の約50%が集中し,その本社に必要な対事業所サービス,金融・保険等のサービス化が進んでいる。また本社の就業者は135万人に達する。そして本社活動,サービス,財の生産に,毎日通勤者として都外から250万人流入し従事している。このように他の地域とはきわめて異なる東京経済を,雇用と本社活動の面から分析し,東京一極集中の分析視点からの試論として,本社移転のシミュレーションを行なった。経済効率の点からは,本社移転は非効率的である。

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