- 著者
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八板 昭仁
青柳 領
倉石 平
野寺 和彦
大山 泰史
川面 剛
- 出版者
- 一般社団法人 日本体育学会
- 雑誌
- 日本体育学会大会予稿集
- 巻号頁・発行日
- vol.67, pp.253_2-253_2, 2016
<p> バスケットボールのゲーム中のショットは、様々な要因に影響され同様の種類や位置からの試行であっても状況によって難易度は大きく変わることになる。本研究は、昨年の本大会におけるショット決定に影響する諸要因からショット状況の難易度についての報告の第2報である。第66回全日本大学選手権大会の男子準々決勝以降の試合を対象に、1,010本のショットの成否とそれに影響すると考えられる14項目を調査した。ショットの成否を目的変数として、クロス表によるχ2乗検定とロジスティック回帰分析による解析を行った。クロス表によって各要因の成否への影響を検討したところ11項目で有意であった。ロジスティック回帰分析では、χ 2乗値(df=96)が187.59、p<0.01で、回帰式の当てはまりは良好であり、Wald値はショットエリア7.95(df=2)、ショットポジション24.63(df=13)、防御者との間合い9.18(df=5)、防御者の手の位置8.12(df=4)、被ファウル5.41(df=2)の各項目が大きな値を示した。ショットの成否に影響する複合的な要因として、ショット試行位置と相手防御者の状況や対応が大きいことが示された。</p>