著者
シンジルト
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

毎年夏至の日に、中国南西部の広西チワン自治区玉林市において開かれる犬肉祭は、しばしば動物(犬)の生きる権利(狗権)を優先すべきか、それとも人間の動物の肉を食する権利(人権)を優先すべきかをめぐる議論の絶好の材料として位置付けられてきた。そこで、犬や犬肉そして犬肉祭は、副次的なものあるいは一種の結果としてしか理解されてこなかった。本発表では、犬肉や犬肉祭を主役に位置付け、ほかならぬ犬という非人間との関係において、人間の本来あるべき姿をめぐる議論が、いかに、俎上に載せられているかを、民族誌的な情報をもとに考察していきたい。

言及状況

外部データベース (DOI)

はてなブックマーク (1 users, 1 posts)

Twitter (3 users, 4 posts, 3 favorites)

こんな論文どうですか? 狗権でも人権でもない:中国玉林犬肉祭のコスモポリティクス(シンジルト),2018 https://t.co/IdJqWD8TFZ 毎年夏至の日に、中国南西部の広西チワン自治区玉林市において開かれる犬肉祭は、しばしば動物(犬)…
“CiNii 論文 -  狗権でも人権でもない” https://t.co/p0IJqmf41T
こんな論文どうですか? 狗権でも人権でもない(シンジルト),2018 https://t.co/IdJqWD8TFZ 毎年夏至の日に、中国南西部の広西チワン自治区玉林市において開かれる犬肉祭は、しばしば動物(犬)の生きる権…

収集済み URL リスト