著者
谷川 尚哉 相原 正義
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2005, pp.109, 2005

現在の千葉県柏市と我孫子市にかかる、利根川河川敷の地域は、田中遊水地と呼ばれている。第2次世界大戦後、この遊水地を農地化して食料難と外地からの引揚者の入植地に使用という計画ができた。1946年4月、北太平洋のパラオからの引揚者22戸が入植した。利根川の堤防工事に従事しながらの入植であった。おりからの、キャサリン、アイオン、キティなどの台風により、度重なる洪水との戦いの中での入植であった。パラオからの入植者で、現在も農業に従事しているのは10軒である。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

CiNii 論文 -  戦後利根川河川敷へのパラオ引揚者の入植過程 https://t.co/epqSPYTx1C #CiNii

収集済み URL リスト